はいこんにちは。
お久しぶりです、へいとんです。
なぜか昨晩寝れず、かつ出社時間まであと2時間程度
絶対に今寝たら寝過ごして出社ボタンを押せない
そんな状況です。
そんな状況なので、久々にブログでも書いて目をなんとか覚まさせています。
<注意>具体的なエピソードが飛び交います。
私のこのブログではへい社という架空の会社のエピソードであるということを踏まえ読み進め下さい。
さてみなさん大好きな「へい社」シリーズ第2話ですが、表題の通りこの言葉について取り上げていきたいと思います。
※第1話を読んでいない人は話が分からなくなると思うので、先に読むことをおすすめします。
「なんで辞めたのかがわからない」
これ、誰の言葉だと思います?
この言葉実は……
あの伝説の
「常務にいかにこの会社がおかしいかをメールで訴えた次の日にバックレる」
というエクストリーム辞職をかました辻元さんが、メールを送った相手。
そう、"常務"です。
正確に言うならば、常務が辻元さんの辞職したことに対するコメントです。
この言葉はぼくが社会人2年目の時、若手営業社員研修の1つとして北関東の田舎にある製造工場への見学の前日にある飲み会(注1)で言われました。
第1話でも書きましたが、ぼくが1年目に所属していた大阪事務所は全社的に†地獄†であるということは広まっています。
そのため、大阪の社員が他の拠点の社員と交流があると必ずこの話題になるんです。
「実際のところ、大阪ってどうなの?」
あのな………(クソデカため息)
わかる
めっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっちゃ気になるわ。
自分が逆の立場だったら絶対聞いちゃってるもん。
たかだか1000人未満の小さな会社だけどほぼ全員が†地獄†って知ってる部署だぞ、異常すぎるわその状況、絶対聞くだろそれ。
まあでもその†地獄†で鍛えられている大阪の人間はマニュアルのように同じ対応をします。
例えばこんな感じ
「いや~!!! 全然大丈夫ですよ!!! 上司の〇〇さんにもお世話になっていますし、女性のアシスタントの方も助けていただいて、おかげ様で今期も目標達成することができました!!!」
まあ、だいたいこんな感じのテンプレで答えることが決まっています。
いや別に「飲み会に行った時に聞かれたら、こういうふうに回答しろ」って命令されたわけじゃないです。
自発的に、このように答えないと死ぬって各々が判断して答えてるんです。
だって、陰湿な職場だから。
ちょっっっとした行動でも嫌われたら、仕事に影響が出るから、そういう職場に慣れてるから。
本社の飲み会で大阪のことをちょっとでもネガティブなニュアンスで言うとそれが噂になって大阪事務所の社員の耳に入り、それが部署内で広まって
「あいつは大阪のあることないことを別の拠点の人間に言いふらしてる」
というレッテルを貼られて仕事がしにくい状況になる可能性があるから。
そういうレッテルを貼られる可能性があるから気をつけろよ、と研修に行く前に注意喚起をされたことはあります。
本当にちょっっっとしたポロっと喋ったことが、あらぬ方向に誤解されて、それが周りに回って役員の耳に入ったりすると、大阪事務所のお偉いさんに伝わるから、口にする単語は選んで喋れよと言われましたね。(注2)
話が逸れました、戻しましょう。
そんな全社員が実態を思わず聞いてしまう†地獄†のOSAKAなので、当然のように本社のお偉いさんも気になるわけです。
お偉いさんもね、大阪の社員を見つけては「コソッ」と聞くわけです。
「大阪は大変だって聞くけど大丈夫か?」
(今思えばこのフレーズで聞いてくるお偉いさんばっかだったな)
聞いても、みんなさっき言ったような対応をするのです。
直接本人からそんな感じに言われたら、もう「そっかぁ……じゃあがんばってね」しかお偉いさんも言えないじゃないですか
どちらもなんとなく確信に察しはついてるけど、確証たる証拠がなければ動けないし、こちらも出せる状況じゃない、そしてそれすらもむこうは察してる。
そんな詰みで、どうしようもなくて、現状打破ができずに10年近く放置されていて、おそらくもう、何回もしたであろうそんなやり取りを見ていると本当に悲しい気持ちになります。
ちなみにぼくは、その時すでに異動をしていたんですが(後日ブログにも書きます)
このやり取りを見て、本当に申し訳なくなって飲み会の隅っこで「自分だけ逃げてごめん」と大阪に残された社員に謝りました。その時めっちゃ泣きました、24歳にもなったのに。
まあ、そんなこともあって宥められていたりしていたせいか(注3)、より一層悲しい雰囲気に包まれていたぼくの周りに、スッッと頭ポンカス野郎が座りました。
そう、"常務"です。
へい社の中では大阪が†地獄†で有名なのは先程から述べていますが、実は常務が頭がおかしいことも有名です。
ぼくの周りのみんなが警戒モードに入るのが分かりました。
まあ、当然のように常務も聞いてくるわけです。OSAKAについてでかい声で。
…………つーかワイン片手にすっげえ上機嫌じゃん、来る席間違ってるよ?
常務も他のお偉いさんと同じように「大丈夫か?」みたいな内容を話して、大阪の社員はお決まりの悲しい笑顔で受け答えをしており、事は順調にこなされている様に見えました。
そろそろお決まりの流れも終盤、常務もまた「まあ頑張れよ……」と言い、席を離れるんだろうな……と思っていたのですが、そこで終わりませんでした。
終わりませんでした!
誰も触れていなかった最終兵器、辻元さんの話をしだします。
これには†地獄†で鍛えられた大阪の社員も緊張が走ります、誰も全く喋らん。
ヴォルデモート卿のようにほとんど禁止ワード扱いになっていた辻元さんの話をされると、大阪事務所の人間も対応できず、適当に流す事しかできません。
なんで話すんだろうとか、それを話してぼく達になにを伝えたいんだろうとか、馬鹿なんじゃないんだろうかとか、ただただ辛く、冷え切った雰囲気の中つらつらと喋っていく常務
そして最後にとっておきの言葉を言うんですよ。
「去年は業績も良かったし、ボーナスも過去最高に出した。なのに、なんで辞めちゃったんだろうね、もったいない!」
もうね………言葉にならない。
他の役員の人はいいよ? 実際にどこまで大阪の事を知ってたか分からないし、
でもお前は違うだろうと。
お前はほぼ、大阪の実情を書いた(と聞いている、ぼくも直接見たわけじゃない)辻元さんのメールを見てもなお、もったいないって言っちゃうのかと、
そしてそれを辞めた辻元さんがいた大阪の社員に笑顔で言うのかと。
同じ職場やぞ?メール出したことを知っている可能性が高いてことはさすがに想定するだろ。
誰がどう見ても狂っとるやろ、これ。
でも、そんな状況でも、大阪事務所の話をしている最中にネガティブな発言をしてしまうと、どう広まって自分にしっぺ返し食らうか分からない、だから大阪の人間はお決まりの悲しい笑顔でこう言うしか無いんですよ。
「そうですよねぇ……」って、、、、
だから公式には大阪には何もなくて、そこにいる職員は快適な職場で働いており、目標額も達成していて、辻元さんが辞めたことをもったいないと思っている。
どっから手を付ければいいか分からないほど詰んでいて、ただただどうしようもない現実が、そこにはあったんです。
今回の話はここまで、これ以上続けると収集がつかなくなってしまいます。
次回は、へい社の†地獄†が†地獄†たらしめている原因について、セリフで言えば「銀行の方がマシだった」をお送り致します。
それが終わればストーリー形式で「私が異動するまでの話(タイトル未定)」ができればなあと……
まあ次いつになるか分かりませんが、記憶が薄れないうちに、、、
それではこのへんで
へいとん
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<注1>営業ってのはなにかにつけて適当な理由をつけて飲み会が設定されるんです。
それがマジ憂鬱。特に次の日の挨拶が地獄。
一定のランクより上の人全員に挨拶に回らないといけないから、とても気が重かった(大阪事務所は結構人数多かった)
特に今回の話のように、地方の社員が本社の人間と飲み会をした場合でも、次の日の朝、別に本社に立ち寄らなくても電話でお偉いさん一人一人に挨拶をしなければならなかったりとかね…………
いやまあ、営業職という仕事の世界では普通のことだったりするのかもしれないけど、
まあ†地獄†だよね。それだけの理由で飲み会は嫌いでした。
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<注2>実はこれは、他の拠点に行った時の飲み会の話だけでなく、大阪の飲み会でも同じ話なんですよね。むしろ大阪は飲み会……というか全ての会話に気をつけるべきじゃないかな、、、
その影響かどうかは知らないんですが、大阪事務所は意外にもお酒が飲めない「と主張している」人に溢れている部署でした。(本当に飲めないかどうかは分からない)
意外だよね、営業で†地獄†って言われてる部署なら飲み会もエグいんじゃないかと、そう思うじゃないですか、違うんですよ。
†地獄†と呼ばれている所以は違う所にあるんですよ…………
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<注3>大阪は†地獄†なんですが、優しい人が多いんです。特に入社3年以内くらいまでの人たちは信用して話をしても基本的には大丈夫です。
まあ辞める人が多すぎて、その上の人ってだいたい10年・15年働いている人たちになるんですけどね、中間層がいないから。
スタンスとして、基本的には職場の人は信用してはいけなくて、特例で信用してもいい人がいる、そんな職場です。
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